Domaine Schmitt & Carrer

ドメーヌ・シュミット&キャリー

(アルザス)

ドメーヌ・シュミット&キャレーの歴史は、戦後のアルザス地方に遡ります。ワイン造りの伝統は、家族代々受け継がれており、現在のワイナリーは、1985年にロラン・シュミットが義父のロジェとともに設立したものです。
その後、ロランと妻のシルヴィーは、家族の個性を映し出すワインを造りたいという想いを持ち、2004年にオーガニック農法へ転換。さらに、娘のアン=セシルと夫のエイドリアンが加わり、2020年からはビオディナミ農法へ移行し、新たな時代を切り開いています。

ドメーヌ・シュミット&キャレーは、フランスのアルザス地方に位置し、15ヘクタールの畑を持っています。アルザスは、多様な地質を誇る土地で、畑には花崗岩、粘土、砂、石灰質、沖積土などの異なる土壌が広がっています。この豊かな地質が、ワインに複雑な味わいと個性的なキャラクターを与えています。
また、気候は比較的乾燥しており、昼夜の寒暖差が大きいため、ブドウはゆっくりと熟し、芳醇な香りと繊細な酸を備えたワインが生まれます。ワイン造りにはまさに理想的な環境です。

ドメーヌ・シュミット&キャレーは、「土地と人の調和」をテーマに、ナチュラルなワイン造りを追求しています。

  • 2004年にオーガニック農法に転換し、アルザス地方の中でもいち早く自然派ワインに取り組んだワイナリーのひとつ。
  • 2020年からはビオディナミ農法を導入し、月の満ち欠けや自然のサイクルに合わせた栽培方法を実践。
  • 畑の生命力を活かす栽培:土壌を機械で耕すことで、ブドウの根が深く張り、ミネラルを豊富に吸収できるように工夫。
  • 自然由来の手法で病害を予防:農薬は使わず、カモミールやイラクサなどの植物のエキスを活用し、ブドウの健康を守る。
    こうした取り組みにより、ワインにはその土地の個性が純粋に反映され、力強く生き生きとした味わいが生まれます。

ワイン造りの基本は、できるだけ自然な方法でブドウの魅力を引き出すこと。

  • 発酵は自然酵母で行い、余計な添加物は使用しない。
  • 白ワインは8時間以上かけてじっくりと圧搾し、ブドウ本来の風味を引き出す。
  • 赤ワイン(ピノ・ノワール)は低温で短期間のマセレーション(果皮浸漬)を行い、フレッシュな果実味を最大限に生かす。
  • 一部のワインは無添加(SO₂フリー)で瓶詰めし、ピュアな味わいを実現。

また、ワイナリーでは微生物の働きを大切にし、発酵から熟成まで自然のプロセスに任せることを徹底。ワインは毎年異なる表情を持ち、その年の気候や畑の状態を反映した唯一無二の味わいとなります。

大切にしていることは、「ワインを通じて自然や土地のエネルギーを感じてもらうこと」。
「ワインは飲む人と土地をつなぐもの」ー だからこそ、化学的な介入を避け、ありのままのブドウが持つ魅力を最大限に引き出すことを目指しています。
このただの飲み物ではなく、土地、気候、人々の情熱が詰まった一本。風、太陽、雨、土という4つの自然の要素が生み出すワインを、ぜひ味わってみてください。