Domaine de Rombeau

ドメーヌ・ド・ロンボー

(ルーション)

ドメーヌ・ロンボーのルーツは、遠く13世紀までさかのぼります。ファブレグ家は、1263年に正式な土地所有権を得た歴史ある家系で、もともとはリヨン地方で絹貿易を営んでいました。その後、ワイン造りへと道を広げ、1727年には先祖のジャン・ド・ラ・ファブレグがリヴザルトにロンボーの礎を築きました。この時から、家族のワイン造りの歴史が本格的に始まったのです。

ロンボーが拠点を構えるのは、フランス南部のルーション地方。ここは、紀元前7世紀にギリシャの船乗りたちがブドウを植えたほど、古くからワイン造りが盛んな地域です。地中海の恵みを受けた温暖な気候、そしてミネラル豊富な土壌が、香り高くバランスのとれたワインを生み出します。さらに、この地域特有のリヴザルトやミュスカ・ド・リヴザルトといった甘口ワインも育まれてきました。こうした環境に魅せられ、ロンボーはこの地でワイン造りを続けることを決意しました。

1850年から、ドメーヌ・ロンボーでは最新技術を取り入れながらワインの品質向上に努めてきました。20世紀初頭には、アンリ・ド・ラ・ファブレグが甘口ワインの研究を進め、さらに息子のピエールが先進的な醸造技術を導入。現在では、ピエール=アンリ・ド・ラ・ファブレグがこの技術を磨き続け、ロンボーのワインは国内外で高く評価されています。
また、次世代のフィリップ・ラスポー・ド・ラ・ファブレグとエリーズは、ワインを世界へ広めるため、国際市場の開拓やワインツーリズムの発展にも力を入れています。こうして、家族代々の情熱が受け継がれ、ワイナリーは常に進化し続けています。

ロンボーのワインは、伝統的なラングドック=ルーションのワインに加え、オーガニックワイン、天然甘口ワイン(リヴザルトやミュスカ・ド・リヴザルト)、スパークリングワインなど、多彩なラインナップを誇ります。
収穫はすべて手作業で行われ、ブドウは丁寧に選別されます。発酵は自然酵母のみを使用し、できる限りナチュラルな醸造方法を守っています。白ワインは房ごと圧搾し、赤ワインは果梗を取り除いてじっくりと発酵。SO₂(二酸化硫黄)の使用も最小限に抑え、テロワールの個性を最大限に引き出した、ピュアで洗練された味わいを生み出しています。

「ワインは、土地の個性と造り手の情熱を映すもの」—— これが、ロンボーが大切にしている哲学です。代々受け継がれてきた家族の歴史、ルシヨン地方の豊かなテロワール、そして最新の醸造技術が融合し、一つひとつのボトルが生まれています。
世界中のワイン愛好家に、ルシヨンの魅力を伝えたい。 その想いを胸に、ドメーヌ・ロンボーは今日も進化を続けています。南フランスの太陽、風、土、そして造り手の情熱が詰まった特別な一杯を、ぜひ味わってみてください。